「Thermocalc2018」を、5月末にリリース致しました。第46回何でも相談室セミナーで無料配布致します。主な改良項目は下記通りです。その他計算精度の改良、高速化なども行っております。
1)危険部品判断シートの追加
書籍「熱設計完全制覇」で紹介した危険部品判断シートを組み込みました。
これまで「部品温度マージン計算シート」を使って予測温度から部品の熱対策を検討する流れがメインでしたが、「目標熱抵抗」「単体熱抵抗」という概念から、部品の対策を仕分ける方法を採用しています。
2)筐体の過渡熱計算
筐体伝導放熱機器シートで過渡熱計算ができるようになりました。各部の熱容量や初期温度と
計算時間を指定することで各部の時間−温度変化を知ることができます。
3)ジュール発熱計算の拡張
これまで配線の端に電流を与える計算しかできませんでしたが、任意の位置に電流を印加
したり電圧を固定したりすることができるようになりました。
基板上の給電端子やパワーモジュールのリードからの電流発生など広範囲な計算が可能と
なりました。
また計算の高速化によりこれまでの数分の一の時間で計算できます。
4)その他
自然空冷フィンや強制空冷フィンシートでベース面内の温度分布(拡がり熱抵抗)を考慮した計算ができるようになりました。
水冷モジュール計算機能を改良しました。
ヒートシンク概略計算シート、PCB等価熱伝導率計算シートなどの改良も行っております。
■価格
価格は2016版と同様です。旧バージョン単体版からのバージョンアップ費用は、18,630円/本となります。
尚サブセット版(Thermmocalc-LITE、Thermocalc-POW)からのバージョンアップはできません。
熱設計計算ツールの購入およびバージョンアップは
こちら から
単体版
税込価格
()内はバージョンアップ |
コーポレート契約版
税込価格
()内はバージョンアップ
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ドングル/ノードロック 62,100円
(Vup18,630円)
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事業所内フリー 540,000円
(Vup
108,000)
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