質問
NEW
|
p305で、部品2と筐体の間にTIMを試用した場合の熱抵抗を
厚み/(接触面積×TIM熱伝導率)
で算出されていますが、これはTIM自体の熱抵抗のみ、ではないでしょうか。
p235に、TIMを使用した場合のトータル熱抵抗は2つの接触熱抵抗とTIM自体の熱伝導抵抗の合成(直列なので総和?)
と記載されているため、少し混乱しております。
|
TIMには高硬度シートと低硬度シートがあり、高硬度シートでは接触熱抵抗
が大きいため、熱伝導率から計算した熱抵抗どおりにはなりません。
一方、低硬度(AskerC硬度で40以下)や超低硬度((AskerC硬度で一桁)は
接触熱抵抗が小さく、R=厚み/(断面積×熱伝導率)の計算でほぼ予測できます。
これは図9.9で高硬度熱伝導シートAは、厚み/(断面積×熱伝導率)ので予測値と
全く合わないものの、低硬度の熱伝導シートBは、厚み/(断面積×熱伝導率)
で予測できていることから、わかります。
P305のTIMは「低硬度TIMを20〜30%圧縮して・・」とあるように低硬度シートを
想定しており、熱伝導熱抵抗=接触熱抵抗としています。
|